子どもへの愛情の伝え方・登校

子どもへの愛情の伝え方・登校

以前、中学受験で合格するために
最も重要なことは、
「親子の信頼関係を築くこと」という
お話しをしました。

そして、その大切な要素の一つが、
「お子さんが愛されていると感じること」
でしたね。

今回は、
「お子さんに愛情を伝える方法」について
お話ししていきます。



あなたはお子さんに
どのような愛情表現をしていますか?



かわいいわが子を心から大切に思う気持ちは、
親なら皆同じですね。
言葉や態度で愛情表現することも
おわかりのことでしょう。

しかし、
どんな時に、どんな言葉で表現するのか?

どんな態度で示すのか?

お子さんに対する愛情表現方法がわからない。
頭でわかっていながら素直に表現できない。
コレが現状ではないでしょうか。

わかっていても、伝えなければ何にもなりません。
愛情は伝えてこそ感じるもの。
お子さんには、ストレートに伝えてあげることが
喜びとなり、励みとなります。



では、お子さんへの愛情表現
どのようにしていけばいいのかを、
私の息子の場合でお話ししていきましょう。

小学生だった息子は
毎朝、友人と登校していました。

しかし、
勉強量も多く、疲労で朝起きられない日も続き、
遅れてひとりで登校する様になりました。

私は、以前から玄関の外まで出て
「行ってらっしゃい、気をつけてね!」と
声をかけ、愛情を込めて頭をひとなでして
家を出しています。

一人で登校するようになってから、
初めて息子の姿が完全に見えなくなるまで
後ろ姿を見つめて見送っていました。

そうしたら、遠くに見える息子の後姿から、
「毎日疲れていても一生懸命前へ進むがんばり」を
感じたのです。

「がんばっているなぁ、えらいなぁ」

後姿を見送って
「愛おしさ」を感じました。

息子は、私が見送っても振り返ったことのない
自分を表現するのが不器用な子どもです。

私は毎日「愛おしさ」を感じながら見送り続けました。
そんなある日
突然、恥ずかしそうに「振り返った」のです。

一度も振り返らなかった子が・・・
「振り返った!」
嬉しかったです。

姿が見えなくなるまで見送り続けた
愛情を感じてくれたのです。

それから毎日、手こそ振りませんが
歩いている途中で振り返ってくれるように
なりました。

自分を見ていてくれる
喜びと安心を感じたのでしょう。



毎朝の登校時、
「行ってらっしゃい、気をつけてね!」と
玄関で声をかけて、頭をひとなですること。
そして、姿が見えなくなるまで、後姿を見送ることです。

たったこれだけですが、
とても効果的な愛情表現方法です。
愛情表現が得意でない人でも、
自然な流れでできるところもポイントです。


小さな愛情表現でも
お子さんが反応してくれると、
あなたからお子さんへの愛情が更に深くなります。


そのことで親子の絆が強くなることは、
受験を成功させるうえでも、とても大切なことです。


是非、あなたも明日から試してみてくださいね。


安藤由紀


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