子供と中学受験の志望校の話しをするときは
子供と中学受験の志望校の話しをするときは、どうすればいいの?
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前回は、
中学受験の子供の志望校がはっきり決まらないときは
「志望校について子供の話しをよく聴くことが重要」
というお話をしました。
さえぎらずに聴くのでしたね。
今回は
「子供と中学受験の志望校の話しをする2つ目のポイント」
についてお話ししていきます。
子供と中学受験の志望校の話しをすると
「A中学を受験するの?」
「受験する〜」
「本当に受験するの?」
「受験する」
「A中学を受験するんなら、ちゃんと勉強しなきゃね」
「うん」
中学受験にあまり「やる気」を感じられない子供と、
子供が決めたはずの志望校の確認の話しをすると
このような親子の会話になる場合が多くあります。
そこで、お伝えしたいのが、
子供と中学受験の志望校の話しをする2つ目のポイント
「子供が自分の気持ちを話せる質問をすること」
です。
中学受験の子供と話すときの質問には、
2つのタイプがあります。
まず、ひとつめは、
「はい」
「いいえ」
「10歳です」
などのように、
子供の答え方が決まってしまう【閉ざされた質問】
そして、もうひとつは、
答えの形式が決まっていなくて、
子供が自由に回答できる【開かれた質問】です。
話しをはじめるときや一定の情報を集める時には
閉ざされた質問は有効となりますが、
「小学校はどこ?」
「何年生?」
「兄弟は?」
「本気で受験するの?」
「A中学でいいの?」
など、
これが繰り返されると、
取り調べの雰囲気になってしまい、
子供が話したいことも話せなくなってしまうのです。
ですから、
子供と中学受験の志望校の話しをする時は、
意識して【開かれた質問】で
子供が自分の気持ちを話せるようにしてあげましょう。
例えば
「将来、何になりたいの?」
「A中学ではどんなことをやりたいの?」
「どんな部活に入りたいの?」
「A中学のどんなところが気に入っているの?」
など
中学受験の志望校のことについて
子供に聞いてあげれば、
子供は自分の気持ちを話すことができます。
子供と中学受験の志望校の話しをする2つ目のポイントは
「子供が自分の気持ちを話せる質問をすること」
です。
3つ目のポイントは、
次回お話しします。
一緒にがんばりましょう。
安藤由紀
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2014年5月26日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:中学受験 親
中学受験の合格とホームランバッター!?
我が家の玄関では、ほんのりいい香りがする
「ひいらぎの花」が咲いています。
今年も可愛らしい白い花が咲いて
とても嬉しいです!
さて、今回は、
私がはじめての中学受験のときに知った
「中学受験の合格とホームランバッター」
についてお話しします。
私が中学受験で子供と算数の過去問を
解いていたときの話です。
この学校を仮にA校としましょう。
A校の算数の解答用紙には、
10問の回答欄がありました。
その配点を見たら・・・
1番の単純な計算問題も、10番の難しい大問も
配点は同じ「10点」
はじめての中学受験の私からすれば、
驚きの均等の配点でした。
しかし、その理由は、
簡単な計算も難しい大問も同じ10点にするのは
「ホームランバッターの入学を防ぐための配点」
だったのです。
「ホームランバッターって何?」
そう思われた方のためにご説明しましょう。
A校の過去問は1番から10番まで、
順番に問題を難しくしていました。
ですから、
難しい大問10番が解ける学力の十分なお子さんは、
1〜5番の前半の問題は「当たり前」に解けます。
しかし、学力が不十分なお子さんは、
前半の問題は虫食い状態で10番も解けません。
そこで、
学校として問題なのが、
前半の問題が解けないのに、
たまたま難しい10番の大問が
解けてしまったお子さんです。
このお子さんが
「ホームランバッター」
です。
前半の問題の配点を低くして
10番の大問の配点を高くしてしまうことで、
前半の問題を間違うレベルのお子さんが
合格してしまう可能性がでてきます。
そのために、テストの配点を均等配点とすれば、
ホームランバッターが合格することはなくなります。
「ラッキー!」
と合格したお子さんも、
6年間苦しくなり・・・
合格をだした中学校としても、
レベルの違うお子さんの教育を
6年間責任をもって面倒見なければいけません。
私立の中学校では、
「6年間お子さんをお預かりする」
という意識がありますので、
各校、出題傾向や配点に工夫をしています。
はじめての中学受験のときに
私が驚いたお話のひとつでした。
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2012年12月11日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:中学受験 合格
中学受験の偏差値で子供の滑り止め校を決めるときは
中学受験の偏差値で子供の滑り止め校を決めるとき
親が意識してほしいことがあります。
中学受験の親と子供の志望校の意見が合わないときは
「親子で話し合って最終的に子供が決めることが重要」
というお話を前回しました。
親の影響が大きいのでしたね。
今回は、
「中学受験の偏差値で子供の滑り止め校を決めるときは」
についてお話ししていきます。
中学受験の偏差値は子供が志望校を決定するときの
大きな目安となります。
中学受験は偏差値だけで
子供の志望校を決めるものではないこと。
それは、もう、ご存知だと思います。
そこで、
中学受験の6年生の親御さんに
子供の中学受験の受験校を最終決定する際、
気をつけていただきたいことがあります。
それは、
中学受験の偏差値だけで決めがちな
中学受験の子供の「滑り止め校」です。
では、
中学受験の子供の滑り止め校を決めるとき、
偏差値の他に何を気をつければいいのでしょう?
それは、
「中学受験の子供の下見」
中学受験の偏差値で子供の滑り止め校を決めるときでも
「必ず子供が受験校を下見すること」
が重要です。
どうしてなのか?
中学受験の子供の実例で
お話ししていきましょう。
数年前の私の中学受験の実例です。
中学受験の息子の滑り止め校は、
息子が行きそびれて1度も行ったことのない学校でした。
中学受験では以前から評判のいい学校。
中学受験の説明会に私だけが2回出席して、
私の目と耳で「いい学校!」と確認して決めた
滑り止め校です。
中学受験の入試当日、
首都圏は早朝から、大雪・・・
中学受験の受験校の最寄りの駅構内は、
中学受験の親子で埋め尽くされ、
みんな中学受験の直前の緊張とイライラに耐えていました。
中学受験本番なのに・・・
外は、やっぱり「雪」
私は、息子に中学受験の受験会場まで
薄いコートを着せようと
私:「寒いし、ぬれるからコレ着ようか!」
息子:「イヤだ!!」
私:「でも、ぬれるから着た方がいいんじゃない?」
息子:「イヤだ!! コレ着るんだったら、もう帰る!!」
私:「???・・・」
そして、
息子:「1度も来たことない学校受けてどうするんだ!!」
「受かっても行かない!!」
天候と、イライラと、
中学受験の連日続く3日目の疲労・・・
たとえ、滑り止めが問題なくいい学校だとしても、
入学するのは、私ではなく息子です。
私は心から反省しました。
2つめの例は、
中学受験で子供の試験の調子が悪く、
急遽、子供が校内に入ったことはありませんが
自宅から近く生徒の姿はよく見かけた学校に
心配した親が出願した例です。
親:「◯◯中、願書出してきたんだけど、明日試験に行こうね!」
子供:「えっ、行かない・・・」
親:「でも、願書だしてきたから」
子供:「行ったこともない学校なんかなんで試験受けるんだ!!」
「知らない学校の試験は受けない!!」
と・・・
この子供は入試に行きませんでした。
3つめ例は、
悲しいことに親子で喧嘩になった話です。
子供の行きたい私立は残念な結果に。
親は、とにかく子供を私立に行かせたい。
しかし、子供は目指していない学校に興味はない。
子供:「行きたくないよ」
親:「私立、受かったんだから行けばいいの」
子供:「公立に行くからいいよ」
親:「どうして!!」
子供:「公立でいいって、言ってるんだ!!」
・
・
いかがでしょうか?
中学受験で偏差値も大切ですが子供が6年間も通う学校です。
子供が下見もしないで入学することは
考えづらいことです。
ですから、
中学受験の偏差値で子供の滑り止め校を決めるときでも
「必ず子供が受験校を下見すること」
が重要です。
もしも、
中学受験の中学行事を逃して学校見学ができなかった場合には、
親子で登下校の生徒の姿を校門が見える辺りまで
見に行ってみてください。
行事の時より子供の普段の姿が見られますよ!
安藤由紀
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
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2012年10月9日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:中学受験 偏差値